区の子育てイベントに参加~大切に育てよう赤ちゃんの能力~
先日、中野区が主催したこちらの講座に参加してきました。
今まで、区が催しているイベントなんてまーったく興味がなかった私。 理由は「なんか面白くなさそう」(失礼なこと言ってスミマセン…)だったから。
今回参加して、考えが変わりましたー。すっごい勉強になりました!
鷺宮区民活動センターにて開催されました。この施設はお初。ちょっと古い印象。
定員は30名。子連れのママさんがほとんどなのかなーと思いきや、男性1名や、家族での参加者もいたりして、意識高いパパさん達に感動…!
講師は、こども教育宝仙大学の須永美紀准教授。
柔らかい印象の素敵な先生でした。
さて、内容をざっと。
途中わが娘がグズグズし、メモが途中までになってしまったので覚えている限りですが…。
人は生まれてからその人生を終えるまで「学び続ける生き物である」。
学び続けるために大切なこと、それは「非認知能力」を伸ばすこと。
「非認知能力」は最新の幼児教育や保育の現場で、大切だと言われている能力だそうです。
さて、問題です。この中で赤ちゃんができることはどれでしょう。
①赤ちゃん(生後6か月)は、サルの顔を認識できる
②赤ちゃん(生後3か月)は、外国語を聞き分けられる
③生まれたての赤ちゃんはお母さんの匂いを嗅ぎ分けられる
正解は全て!すごくないですか…。③は聞いたことがあったけど、①②もできるなんて、驚きでした。
人間の赤ちゃんは、他の動物と違い未熟な状況で生まれてきます。そして、生き抜くために、自分の世話をしてくれる人とコミュニケーションがとれるよう、潜在的に特別な能力を持って生まれてくるそうです。
<赤ちゃんがもつ特殊な能力>
・表情をまねる
・どの国の言葉も聞き分けられる
・チンパンジーの顔を認識できる
・足し算引き算がわかる
これらの能力のほとんどは大人になるにつれて消失、あるいは弱まってしまうとのこと。
非認知能力を育てるために(まとめ)
①愛着関係をしっかり作る
→愛着を育むことが、学ぶことの基盤になる
②自己肯定感を育てる
→できないことを「やる!」と言った時に、見守ってあげる。NGはできなかった時に「だからできないって言ったでしょ!」と否定すること。そうではなく「よく頑張ったね!(見てくれている)、次はできるんじゃない?(応援してくれている)」と安心感を与えること。自分でできた、やれた、という気持ちを持たせることが大切。
③子どもの興味関心があることを探求できる環境を用意する
→危ないものはしまうなど、子どもがやりたいことを思いっきりできる環境にする
④家族と一緒に食事をしたり、遊んだり、歌ったりする
→同じことを同じようにやり、同じ感情を共有する
⑤子どもとのやりとり遊びを大切に(絵本、ブロック遊び、数数え、絵を描く、折り紙など)
「非認知能力」を育てるためには、赤ちゃんと関わる人(親など)が非常に重要に。赤ちゃんの「嬉しい!」、「楽しい!」という感情に寄り添うべし、とのこと。
今回の講義を受け、自分の幼少の頃を思い出してみましたが、確かに「自己肯定感」を育ててあげることは非常に重要だな、と感じました。
今自分がどんな事にも自信を持ってチャレンジし、たとえ失敗してもまた挑み続ける力があるのは、自分のことを信じて、サポートしてくれる人がいるとわかっている(自己肯定感)からであり、その力を育んでくれた両親や親戚に改めて感謝したいです。
約1時間の講座でしたが、あっという間でもっと勉強したかった…。今回学んだことを早速育児に取り入れていきたいと思います!